園内の鍾乳洞で唯一洞窟内を見学できるのが、第一洞窟です。
見学路内で鍾乳石を見ることはできませんが、石灰岩が水によって溶かされ、洞窟を広げていった溶食痕を観察できます。
洞窟を形成する石灰岩の中には今も多くの化石が眠っており、岩肌に化石が露出している箇所も見ることができます。
1917年冬、馬を引き連れ造材作業をしていた馬方(うまかた)が吹雪にあいました。
その時、たまたま近くにあった洞窟に馬と共に避難し、一夜を過ごしたと言われているのがここ第一洞窟です。
その後しばらく経った1933年、地元の青年7人が洞窟探検を思い立ち、洞窟内にある鍾乳石を発見しました。
これが中頓別鍾乳洞の発見です。